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name宮前 道子講師

affiliation

株式会社SPEAK
代表取締役

宮前 道子 講師

profile

幼稚園教諭として勤務後、モデル事務所に所属。表情・立居振舞・歩き方など視覚的要素を中心とした自己表現力を養う。その後「言葉」の力を強化してフリーアナウンサーに転身、ラジオ・テレビ、各種イベントにおいてリポーター・アシスタント・ナレーター・司会など数々の実務と役割を経験する。2003年にスタートしたラジオ番組では約20年間パーソナリティをつとめる。司会は2500件以上の現場経験があり、10年以上のリピーター企業・組織も多数かかえる。現在は、アナウンサー業務に加え、人財育成講師としてビジネスマナー、コミュニケーション、話し方研修を企業、学校、個人を対象に行う。資格認定講座を定期的に開催してコミュニケーションの学び普及に務める。

観察力、想像力、実行力を駆使して人間関係を円滑に。

コミュニケーションとは、「観察力」「想像力」「実行力」を
もって人間関係をつくりあげていく事

ビジネスマナー、話し方、プレゼンテーション研修など、様々なテーマの研修を行っていますが、すべての研修のベースにあるのが「コミュニケーション」です。「コミュニケーション」というテーマに対しては、強い思いを持って取り組んでいます。

一対一の対人コミュニケーションを基本に踏まえつつ、一対他の複数人コミュニケーション、つまり組織やチーム・集団の中で成果を出すために必要なコミュニケーション力をつけるのがコミュニケーション研修の目的となります。

コミュニケーションとは意思疎通です。自分の意図通りに相手に伝わっているか、伝わりやすいように発信できているか。相手の真意の通りに受け止め、理解できているか。この意思疎通がとれていないと、人間関係がうまくいかず、成果になかなか繋がりません。

人間関係を円滑に行うためには、相手の言葉だけでなく、表情や話しぶり、しぐさなどの非言語の部分を察知する「観察力」、相手の気持ちを汲み取り必要な言葉・態度を考える「想像力」、考えた言葉や態度を表す「実行力」が重要です。

ニューノーマル時代では対面のコミュニケーションが取りにくく、平面的なコミュニケーションになってしまいがちです。特にオンライン会議のような小さなパソコンの画面からは、読み取れる情報が少ない分「観察力」を上げていく必要があり、これまでの対面コミュニケーションよりも非言語を読み取ることが困難になっていると思います。日本には元々、「言わずして察する文化」もありますし、なおさらですね(笑)。

強固な信頼関係は日々のコミュニケーションの積み重ねによるもの

「信頼関係」を築くには、職場での日々のちょっとしたコミュニケーションを重ねていくことが大切です。相手の立場に立って言動や行動を考えつつコミュニケーションを行うことで、お互いに「この人なら大丈夫」といった信頼関係が生まれます。コミュニケーションの基本である「傾聴」はもちろん、「褒める」「労う」「励ます」「感謝する」など相手を認めていることを積極的に表現してみましょう。

宮前 道子 講師

職場でのコミュニケーションが苦手な人ほど、相手の良いところを言葉に出して伝えることが出来ていないように感じます。職場も同僚も取引先も簡単には変えられませんので、苦手な人ともコミュニケーションをとる必要があります。相手が誰であっても、その人の存在を認めていることを表現することは「信頼関係」を築く上には欠かせないことなのです。

「信頼関係」が強固となり、職場内でのコミュニケーションが円滑になると、ハラスメントの問題、離職率の高さなどが改善され、仕事に対するやりがいや、生産性が向上します。日頃から何でも言い合えるアサーティブな環境を整えておくことで、困難な仕事にもチームで立ち向かうことが出来るようになるのです。

シンプルなゲームを通して、経験と気づきを深める

体験することが、学びを吸収する上で最も効果的と考えていますので、ワークを多く取り入れています。座学で講義を聞くだけでは研修の効果は上がりません。五感を以て体験することで「気づき」を得てそれを「行動に変えていく」ことが出来ると考えています。

出来る限りペアワーク、もしくはそれ以上の複数人数で、楽しみながら日常業務の中で起こりうる問題や課題を、シンプルなゲームを通して経験することで、「気づき」を深めてていただけるような工夫をしています。

研修において大切にしていること

まず、楽しんでもらえることを大切にしています。楽しいことは記憶に残ります。研修終了時にひとつでも多くのことが記憶に残り、誰かに話したくなるように努めています。

次に、今の職場で、明日からやってみようと思える、実践的な知識をお伝えしたいと考えています。得た知識を行動に移し、良い変化を体感することで、習慣化して頂くことが目標です。

また縁あって研修で一緒に学んでいる参加者同士間でコミュニケーションを深めながら、自分以外の人の考え方、仕事に対する価値観などに触れて頂きたいと思っています。

仕事に対する姿勢や考え方は、企業や部署などの環境によって異なります。グループ内のディスカッションを通して気づく事でいい刺激となります。ダイバーシティが重要視される現在のビジネスシーンにおいても、多様な人と関わるコミュニケーション力を磨くチャンスだと考えています。そのため、私のコミュニケーション研修では、参加者同士のコミュニケーションが取れる時間を多くとっています。休憩中の雑談もまさに大切なコミュニケーションの時間です。